ユニットの紹介

森里海連環学教育ユニットは何を目指すか?

2012年4月1日に、京都大学学際融合教育研究推進センターに、京都大学農学研究科、地球環境学舎,人間・環境学研究科,フィールド科学教育研究センターが共同で森里海連環学教育ユニットを設立しました。このユニットは、(公財)日本財団との共同事業として、森里海連環学に基づく環境管理手法の構築とその人材育成を目的として、作られたものです。

森里海連環学教育ユニットは、森里海連環学の理念に基づき、環境問題の解決に向けた国際的な人材を育成するために、京都大学のすべての大学院生を対象に、「森里海連環学教育プログラム」を2013年4月より5年間の予定で開講しました。大学院生の教育とともに、日本をはじめ世界のさまざまな地域の流域・沿岸域の環境を守り、改善することをめざして、社会への広報・貢献活動にも力を注いでいます。

現在の日本および世界の環境問題に危機感をもち、問題解決に自ら貢献したいと考えている大学院生にとって、この教育プログラムは必ず有用なものとなります。森里海連環学を習得した本プログラム修了生が、国内外を舞台として多様な分野や観点から、持続的な地球環境の保全と人間社会の構築のために活躍することを期待しています。

構成員紹介

本ユニットは、農学研究科、人間・環境学研究科、地球環境学舎、フィールド科学教育研究センターが協力して運営し、それぞれの部局から5名の教員が本ユニットに所属し、プロジェクト雇用教員4名とポスドク研究員3名、事務職員5名の、合計17名が構成員となっています。

ユニット長

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教授 朝倉 彰 Akira Asakura

フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所教授。東京出身。九州大学理学部天草臨海実験所にて博士号を取得後、千葉県立中央博物館学芸研究員、神戸大学大学院理学研究科教授を経て現職。専門は、甲殻類を中心とする海産底生無脊椎動物の分類学、生態学。特に西太平洋~インド洋の潮間帯から浅海域に生息する十脚甲殻類の分類や生態、行動に興味があり研究をおこなってきた。国際甲殻類学会会長、日本甲殻類学会会長。また日本ベントス学会、日本動物分類学会、日本貝類学会などの評議員や編集委員長などをつとめる。(朝倉教授の業績はこちら

副ユニット長

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教授 柴田 昌三 Shozo Shibata

1959年京都市生まれ。専門は里山資源保全学、竹類生態学、緑化工学。世界竹組織常任理事、日本造園学会理事、日本緑化工学会副会長、国際景観生態工学連合事務局長等。荒廃が進む里山を対象に多様性回復のための再利用に関する研究、拡大竹林の管理に関する研究等を行っている。(柴田教授の業績はこちら

総合生態系管理学領域

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教授 山下 洋 Yoh Yamashita

フィールド科学教育研究センター教授(副センター長)。生まれは鹿児島県。 おいしい沿岸魚類(ヒラメ・カレイ類、スズキなど)の生態、及び沿岸生態系におけるこれら魚種の生産構造の解明を研究している。 福岡で育ちましたので、野球はソフトバンクホークスのファンです。仙台市の隣町の塩竃市で13年間有意義な研究者生活を送るととも に、オヤジ草サッカーを楽しみましたので、サッカーはベガルタ仙台の大ファンです。大学院時代から研究のフィールドであった、東北太平洋沿岸域の 復興に努力したいと思います。(山下教授の業績はこちら

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特定教授 横山 壽 Hisashi Yokoyama

1951年兵庫県高砂市生まれ。フィールド研連携教授。京都大学農学部水産学科卒業、同大学大学院単位取得退学後、大阪市環境科学研究所研究員、水産庁養殖研究所大村支所主任研究官、(独)水産総合研究センター 増養殖研究所グループ長等を経て2012年3月定年退職。同年7月より現職。有機汚濁指標種となる多毛類の生態学的研究により京大博士(農学)。都市水環境や増養殖漁場の環境評価・修復に関する研究を行ってきた。小学校3年生まで白砂青松の高砂の浜で遊んだが、その後、浜は埋め立てられ、播磨灘は赤潮頻発の泥海となり、前取れの魚は油臭くて食べられなくなった。この経験が研究の原点となっている。(横山特定教授の業績はこちら

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特定講師 ラヴァルニュ エドワルド Edouard Lavergne

フランス・ボルドー生まれ、環境生物学を学び2004年にイギリス・スウォンジー大学院卒。ドイツ・ゼンケンベ ルグ自然博物館の研究所で技術コーディネーターとして勤務した期間に、2012年にフランス国立ブレスト大学より海洋生物学博士号取得。博士研究は「イエメンのソコトラ島(北西部インド洋)の河口魚類の生物多様性」でした。沿岸と河口生態の枠組み、特に魚類の集団生物学、沿岸河口生息地 の接続性と富栄養化と人間活動の増加との関連性に関心を持ち、気候変動によるマルチストレスに直面する魚類の機能的生物学の研究している。スキューバベース調査とサンプリング、分子生物学(シーケンシング、遺伝子型解析、遺伝子発見)、貝殻年代学と貝殻化学を含む複数の技術を用いて、先端分析を実現して いる。沿岸域管理を実践的な面で政府機関(EPA,UNDP, GIZ) と民間部門 (Total, YLNG, Thales) のプロジェクトに参加してきた。

過去、17年間、水球の選手としてプレイしたことがあり、水関係のスポーツ全般が好きです。そして柔道と空手を 学んでおり、今後、日本で本格的に修行していきたい。(エドワルド講師の業績はこちら

原文:Edouard Lavergne was born close to Bordeaux in France. He graduated in Environmental Biology from the University of Wales Swansea in 2004. While working as technical coordinator at the Senckenberg Nature Museum and Research Institute in Germany, he received his Ph.D. (2012) in Marine Biology from the University of Brest (France) on the subject “Estuarine fish biodiversity of Socotra Island (NW Indian Ocean): from the community to the functioning of /Terapon jarbua/ populations.” His research interests encompass coastal and estuarine ecology, especially fish population biology, coastal and estuarine habitat connectivity and functional biology of fish facing multi-stress in the context of climate change, eutrophication and increasing human activities. His work is achieved through a range of technologies and tools including: SCUBA-based survey and sampling; molecular biology (sequencing, genotyping and transcriptomics); Sclero-chronology and -chemistry. His work has applied aspects in coastal management and he has been involved in projects for governmental organizations (EPA, UNDP, GIZ) and the private sector (Total, YLNG, Thales).

He played water-polo for 17 years and enjoys any water related sports. He is also interested in Japanese budo and would like to improve and practice his judo and karate while in Japan.(Publications of Edouard)

流域環境ガバナンス領域

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教授 星野 敏 Satoshi Hoshino

京都(市内北区)生まれの京都育ち。京都大学大学院農学研究科博士後期課程を修了後、岡山大学農学部、神戸大学農学部を経て、2007年に京都大学大学院農学研究科農村計画学分野教授、2012年からは地球環境学堂持続的農村開発論分野教授(農学研究科と両任)。岡山大学では農業経済系の講座に所属していましたが、神戸大学以降は農業工学系に変わりました。専門分野は終始一貫して農村計画学です。とくに地域づくり、住民参加、コミュニティ計画論、持続的農村開発、ナレッジ・マネジメントを用いた農村計画論、比較農村計画論、地域情報化など。森里海連環学では「里」担当と自認しています。森と里と海にまたがるコミュニティの形成と流域圏の環境ガバナンスに関心があります。(星野教授の業績はこちら

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特定准教授 清水 夏樹 Natsuki Shimizu

栃木県生まれ。高校卒業まで横浜を中心に過ごしました。筑波大学農林学類卒業(卒論テーマは,地域林業と森林組合について),同大学院環境科学研究科修了後(修論テーマは,都市近郊の平地林の消長条件について),東京大学大学院農学生命科学研究科を修了(博士(農学))しました。以降,博士論文として取り組んだ中山間地域における農業基盤の持続的管理についての研究を踏まえ,2003年より(独)農研機構農村工学研究所にて,地域活性化のためのバイオマス利活用システムの設計と評価に関する研究に従事してきました。また,2005~2010年度には江戸川大学社会学部ライフデザイン学科非常勤講師を兼務し,「農村地域デザイン論」の講義を通じて,農学部以外の学生に農村の位置づけ,魅力そして課題を伝えてきました。これからも森里海連環学において,専門の農村計画学をベースとして人と人,人と地域資源,人と自然のかかわりのあり方を考えていきたいと思います。(清水准教授の業績はこちら

沿岸域環境政策領域

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教授 浅野 耕太 Kota Asano

1962年高知県生まれ。京都大学農学部卒業。博士(経済学)。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専門は環境経済学・公共政策学。おもな著作として、『農林業と環境評価』多賀出版(1998)、『環境経済学講義』有斐閣(共著、2008)、『自然資本の保全と評価』ミネルヴァ書房(編著、2009)、『政策研究のための統計分析』ミネルヴァ書房(2012)など。農村の持続可能性に関心を持ち、リジリエンス評価の観点から、あるべき公共政策の姿を描き出そうと研究をすすめている。(浅野教授の業績はこちら

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特定准教授 吉積 巳貴 Miki Yoshizumi

京都大学大学院地球環境学舎博士課程中に、国連地域開発センター防災計画兵庫事務所でリサーチアシスタントとしてアジアの持続可能なコミュニティ防災研究と実践活動に従事し、博士号取得後に、2005年10月から京都大学大学院地球環境学堂で助教として、海外研究教育拠点事業「アジア・プラットフォーム:アジア地域の持続可能な発展および人間安全保障への国際連携に向けて」業務に従事してきました。2013年4月より森里海連環学教育ユニット特定准教授に採用されました。プライベートでは、まだ幼い子供3人の育児に追われる毎日でもあり、いかに研究や業務との両立を実現するかが大きな課題です。(吉積准教授の業績はこちら

PD研究員

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安佛 かおり Kaori Anbutsu

出身地:滋賀県 研究:由良川河口域の基礎生産構造の解明 今年から,海水が流入してくる河口域の研究を始めました。複雑でダイナミックで,生物生産のとても大きな場所です。川と海の「相互作用」の解明を目指して日々精進していきたいと思います。(安佛研究員の業績はこちら

 

黄 琬惠  Wan-hui Huang

台湾出身。2008年に修士課程の進学から来日しました。これまでは、農村計画学の視点から、台湾と日本の農用地土壌汚染対策をテーマに研究してきました。土壌汚染問題を含めた地域の課題解決のための方策には、台湾のみならず多くの国において重要な示唆をもたらすと考えています。今後は、農村地域の多元的な課題において、両国の取り組みについて比較研究を行います。現在では、住民型グリーンツーリズムのあり方と小規模農業を維持するための地域政策に注目しています(Huang研究員の業績はこちら)。

包 薩日娜  Sarina Bao

出身地は中国内モンゴルで、2008年日本に参りました。博士課程では中国農村地域におけるインターネット利用意識の規定要因に関する研究をしていました。今年から、都市と農村交流における観光の研究を始めました。地域活性化のための観光客誘致のあり方の解明、住民と観光客の「相互作用」の解明を目指して頑張っていきたいと思います(Bao研究員の業績はこちら)。 

ユニット支援室

林 晴夫 Haruo Hayashi

事務総括(総務、教務)、会議、教育プログラム、人事担当

永田 裕美 Yumi Nagata

事務総括(会計)、予算管理、インターンシップ・国際学会発表補助金、各種助成金担当

濱田 綾香 Ayaka Hamada

会計、補助金関係、RA等雇用関係、その他事務補助

冨田 寿子 Hisako Tomita

履修・成績関係、授業支援、奨学金、勤務時間管理担当、その他事務補助

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