森里海シンポジウム「人と自然のきずな~森里海連環学へのいざない~」

2013年6月29日(土)に、森里海シンポジウム「人と自然のきずな~森里海連環学へのいざない~」を、東京・赤坂の日本財団ビルで開催しました。このシンポジウムは、今年4月の森里海連環学教育プログラムの開講を記念し、また、森里海連環学の全国展開を図って開催しました。ホームグラウンドを離れた東京での開催にもかかわらず、多くの方々がお越し下さり、約130名の参加がありました。

基調講演をして下さったのは、『環境の哲学―日本の思想を現代に活かす』の著者でいらっしゃる、東京工業大学大学院社会理工学研究科の桑子敏雄教授です。講演タイトルにある「ふるさと見分け」「ふるさと磨き」とは、桑子先生が、河川改修、ダム建設、まちづくりなどへの政策提言に数多く携わられる中で見出された、地域住民、行政、環境保全団体など、さまざまな利害関係者の合意形成を図るための方法や概念です。ちなみに、「ふるさと見分け」「ふるさと磨き」の背景には、哲学がご専門の桑子先生が尊敬する奈良時代の高僧・行基にまつわる「山見分け」「普請」があるそうです。

13:00から17:30まで、4時間半にわたる長丁場でしたが、参加者の皆様はメモを取りながらとても熱心に聞いて下さっていました。

なお、来場者アンケートには、85名の方がお答えくださいました。そのうち、約3分の2が男性、約3分の1が女性でした。20歳代から70歳代まで各世代からご参加があり、会社員の方が最も多く、約4分の1でした。そのほか、学生、研究者、NPO職人、団体職員の方などがいらっしゃいました。多くの方が、「今日のシンポジウムに満足している」「参加して有意義だった」とお答え下さり、大変うれしく思っております。

自由回答に寄せられた皆様の希望・要望・ご意見・ご助言にお応えできるよう、一層の努力を重ねて参りますので、今後とも、よろしくお願い致します。

※シンポジウムのプログラムは、こちらをご覧ください。

※シンポジウムの要旨集は、こちらをご覧ください。

※パネル展示の参加団体は、こちらをご覧ください。

自由回答にて、「今後、一般の参加も可能な研究会・ゼミ的なことは実施しないのか?」というご質問を頂きました。

1か月に1回の割合で開催している森里海連環学セミナーは、一般の方も参加可能な公開セミナーです。次回の開催は、7月23日(火)15:00~17:00です。平日のお昼間ですが、ご都合のつく方は、ぜひともお越しください。

自由回答の一部を、ご紹介いたします!

  • 基調講演の桑子先生の話は、自然と人間との関係、価値と歴史(履歴)を考えるうえで、包括的な話として勉強になりました。吉岡先生の「風景」のフォローの話も参考になりました。森と海とのつながりについて具体的な話をされた鈴木健太郎氏のクラゲの話、向井先生のジュゴンの話などがとても参考になりました。
  • 森里海連環学、このような視点で新たな学問ができたことに、とても興味をもちました。
  • 私にとって、“新しい領域”での知識!継続して学んでいけたらと思っております。
  • 「森里海連環学」は素晴らしいネーミングだと思います。まさに、今の日本の環境再生、環境保全、創造に向け、取りこぼされていること、欠如していることを、学際的、総合政策的に、議論、考察できる学問になると思います。今後が楽しみです。
  • 環境の保全には理系の学問に文系の学問も必要であると再認識しました。
  • 森里海連環学は理学系の新しい視点による学問分野を拓くものと思っていました。今回のシンポジウムでは、人の生活、社会学、経済学との関連があることを印象づけられました。今後、森里海連環学の成熟した全体像がより明らかになることを期待しています。
  • 桑子先生と浅野先生のような人文・社会学・経済学系のご専門の見地からの研究・考察は、今後の森里海連環学を大きく発展させるものように感じました。これからもご活躍を期待いたします。
  • 各講演者のお話は大変興味深いものであった。一方で、それぞれの「連関(環)」はあまり感じられなかった。長期的には、体系化された連環学の構築を期待したい。
  • 各講演の時間を長く取った方が良いと思います。
  • 最後のパネルディスカッションはもう少し工夫して欲しかったと思います。
  • もう少し資料を配布してもらいたい。
  • 里山をテーマとした各分野での視点を聞いてみたいです。
  • 海と里をつなぐ効果的な政策について関心がありますので、これからも参加させていただきます。

 

DSC01686 DSC01694 DSC01698
DSC01784 DSC01800 DSC01633

 

pagetop
Search