森里海連環学教育プログラム第3回修了式

 2016年3月23日(水)に、京都大学旧演習林事務室において、森里海連環学教育プログラム2015年度(第3回)修了式を執り行いました。今年度は36名の学生が修了を迎え、就職活動や新生活への準備で忙しいなか、18名の学生が修了式に出席し、山下ユニット長から修了証を授与しました。教育プログラムが始まってこの3年間で、修了生の累計は85名となりました。

 今回から修了証は、ユニット長名義から、森里海連環学教育ユニットの上部組織となる学際融合教育研究推進センター長名で発行されることになりました。これは森里海連環学及び森里海連環学教育ユニットの活動が全学的に評価され、認知度が高まっていることを示しています。

 修了式では、ユニット長から修了生に送る言葉と、来賓の部局長、日本財団から祝辞をいただきました。山下ユニット長は、現在の人間社会が抱える諸問題の根源的な原因は、20世紀までのサイエンスが個別学問領域の守備範囲の中での最適化を追及したことにあり、個別最適化の効率だけを重視した結果、矛盾と問題点が放置され地球環境問題として顕在化した。21世紀の調和ある持続的な社会を構築するためには、全体最適化の重要性を理解し実践する能力を持った人材の育成が不可欠である。森里海連環学教育プログラムはまさに全体最適化を教えるプログラムであり、修了生が本教育プログラムで学んだ理念に基づいて社会で活躍することへの期待が述べられました。
 藤井地球環境学舎・学堂長は、現場に行き現場で作業することの重要さについて話され、現場経験を個人的なものに納めず、社会に還元できるように心がけてほしいと修了生を励まされました。日本財団からは、修了生は自分の専門や分野を超えた森里海連環学教育プログラムを受講したことは、チャレンジする勇気の証であり敬意を表するとともに、日本財団と教育ユニットが研究科・専攻を跨った教育プログラムを立ち上げたのは大学システムへの挑戦であること。修了生には、教育プログラムで培った経験や学際的、国際的な知識を生かし、これから遭遇する様々な場面にも挑戦し続けていって欲しいことを話されました。

 修了生を代表して、田中美澄枝さんは、2年間の教育プログラムの履修について語りました。ガイダンスでは森・里・海を網羅する科目と異なる専攻や国からの多様な学生に深く興味がそそられ、履修に踏み出したこと。プログラムは生態系の繋がりを重視した科目のみならず、実践的な実習活動と専門家を招いたシンポジウムや公開講座も積極的に取り組まれているおかげで、様々の学習と経験を得ることができ、特に森里海国際貢献学の講義は、国籍や分野の違ったメンバー同士の発表と議論に刺激を受け、とても印象に残った。教育プログラムを通じて、他分野や異文化を有する人との連携とコミュニケーション力を確実に身に付けられたと感じていることが話されました。最後に、教育プログラムを立ち上げた日本財団、大学関係者への感謝と教育プログラムで学んだ知識と経験を生かすことの誓いが述べられました。

 後日、2016年度の「京都大学―日本財団 森里海連環学フェロー」の授与式を行い、奨学生に採用されたアメリカからの外国人留学生Percival Joseph(パーシバル ジョセフ) さんに柴田副ユニット長から奨学生証書が授与されました。

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